Intelligent Automation
サービス&ソリューション
IAロボットとは?
AIを搭載したソフトウェア・ロボットを IA(Intelligent Automation) ロボットと言います。
IAロボットとは、人間がこれまで業務経験を積み重ねた実務知識を強制的にロボットにローコードで学習させて、その人の代わりに作業するソフトウェア・ロボットとなります。 AI用語の機械学習の一つである[教師あり学習]の強化学習系に分類されます。
人間(熟練者・専門者)が分析した判断を学習させて自律的に自動で作業するのがIAロボットです。
当社ソフトウェアロボットの背景
工場では人の作業をロボットによる自動化の歴史は長く、現在、そのほとんどの工場では Factory Automation(FA)ロボットが利用されております。
FAロボットは、生産ラインに投入するお客さま専用にオーダーメイドしたロボット(専用機)が投入されます。
工場では、工程毎にロボットが活躍しており、ロボット間のコミュニケーションより「工程フロー」が実現されております。
同様に当社でも1人1人の作業をロボット化して複数のロボット間コミュニケーションより「プロセスフロー」を実現しており、
IT作業をソフトウェアロボット(お客さま専用)で自動化する先駆けとしたサービスを20年以上前から行っています。
当社が提供するソフトウェアロボットは、人間による単純作業から複雑な作業まで自動化するために設計されたフレームワークとなるロボットをローコードで短期間で学習、リーズナブルな価格で導入できることを目指しております。
IAロボット + グリッドネットワーク の特徴
当社のIAロボットは、グリッドネットワーク上に配置することができます。
グリッドネットワークとは、複数のコンピュータやデバイスが相互に接続され、協力してタスクを処理するための分散型のネットワークの一種です。このグリッドネットワークにIAロボットが配置できることで以下の特徴が挙げられます。
1. スケーラビリティ
グリッドネットワークは、複数のIAロボットが協力してタスクを分担できるため、システム全体のスケーラビリティが向上します。
新しいIAロボットを追加することで、処理能力を簡単に拡張できます。
2. 効率的なリソース利用
各IAロボットが特定のタスクを分担することで、リソースの最適化が図れます。
これによりエネルギー消費や時間の無駄を減らすことができます。
3. 冗長性と信頼性
グリッドネットワークは、複数のIAロボットが同じタスクを実行できるため、1台のIAロボットが故障してもシステム全体が機能し続けることができます。
これにより信頼性が向上します。
4. リアルタイムデータ処理
複数のIAロボットが同時にデータを収集・処理することで、リアルタイムでの意思決定が可能になります。
これにより、迅速な対応が求められる状況でも効果的に機能します。
5. 協調作業
IAロボット同時が情報を共有し、協力して作業を行うことで、より複雑なタスクを効率的に遂行できます。
これにより、単独のIAロボットでは達成できない成果を上げることが可能です。
6. 柔軟性
グリッドネットワークは、異なる種類のIAロボットをAIシステムを統合できるため、さまざまな用途の応じた柔軟な運用が可能です。
これらの特徴により、IAロボットのグリッドネットワークは、
ITサービス業、製造業、物流、金融業、医療、農業など....
多くの分野で活躍でき、その導入効果を期待することができます。
IAロボット + エッジAIカメラ の特徴
当社のIAロボットは、エッジAIカメラの機能が搭載されております。
エッジAIカメラとは、物体を認識するデータ処理をクラウドでなく末端のIAロボットで処理することを示します。
顧客の要望の物体をアノテーションしたデータを機械学習させて、人、車、顔などの物体を認識・検知・検出することができます。
また、物体の特徴を強制学習させて外観検査することができます。
グリッドネットワーク上に複数の [IAロボット + エッジAIカメラ] を配置することで応用が期待できます。
また、IAロボットは、合成音声の発声、音声認識の機能も搭載されております。
IAロボットの活用事例
1.大手金融機関様(証券系 : 複数企業)
基幹系システムのリニューアル開発時にIAロボットのAPIを組み込むことで基幹系システム自体をロボット化.営業開始前にサービスが正常であるかエンドユーザと同じWebサービスの操作でチェック.
営業時間中はサービス監視から障害検知時の誤報確認と障害発生時対応の無人作業を実現.
営業時間終了後の集計、バックアップ作業.
Webサービスのバックグラウンド処理にて、オペレータが人手でやるべき業務を最初からIAロボットで実施するよう設計して実装.
2.大手運送業様
複数の業務オペレータ操作による Webサービス稼働状況確認、申し込み内容確認と振り分け等を廃止し、IAロボットにて代行.オペレータのうち数名をIAロボット開発要員に転換。数年以上安定稼働.
3.大手データセンター様 (複数企業)
オペレーター作業(目視確認をAIカメラ化で自動化、操作によるWebサービス動作状況確認)をIAロボットにて作業.4.大手通信キャリア様
オペレーター作業(障害指示書の選定と指示書作成、その送付処理実行)をIAロボットにて作業.5.官公庁様
全国展開した数百台のPCの制御、オペレーター作業の自動化.業種・業態に依存しないIAロボットの導入
IAロボットは、業種・業態に依存することなく仕事でパソコンを利用されている様々企業さまが導入されております。[導入実績]
大手通信会社、大手情報システムインテグレーター、大手証券会社、大手運輸会社、大手印刷会社、大手情報インフラ会社、大手データセンター、大手食品メーカー、大手鉱業会社、大手建設会社、大手自動車部品メーカー、就職支援会社、出版会社、情報機器製造販売会社、大手情報人材派遣会社、大手人材紹介会社、精密機器メーカー、ソフトウェア開発販売会社、太陽光発電事業者、不動産会社、etc...
工場のロボット化は、生産性、品質、安全性、競争力の向上、コスト削減や人間の負担を軽減させる効果が既に実現されております。
IAロボットの導入も同様な効果を期待できます。

これまでIT運用は、オペレータ、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、アプリケーションエンジニアなど各分野の専門技術者を集めた労働集約型による運用方式でした。それは、多くのITメーカー(グループウェア、ERP、財務会計ソフトウェア、クラウドサービス、ネットワーク機器、データベースなど)が提供する独自用語の理解や専門操作の習得が必ず必要で、各専門分野との連携した自動化が困難でした。さらに業種業態に対するシステムは、様々なメーカーの組み合わせで構成されて固有のシステムとなっており、メーカーが異なることで連携させる運用の自動化の実現は非常に困難でした。
IAロボット導入により、これまで難しかったシステム運用で専門画面操作(UI)から各専門技術者による判断や連携操作の自動化を容易に実現することができ、事業に特化した日々の運用ノウハウをIAロボットに学習(開発)させることができ ます。これにより、お客さま専用に開発されたIAロボットに指示するだけでオペレータから各専門技術者に代わって運用することができる知的集約型のソリューションを実現します。
この人に依存しない運用方式ではこれまでの運用現場で発生していた様々なリスクやコスト、リードタイムを削減できる効果が期待できます。